お客様のお手持ちの着物に、中野みどり作の“名古屋帯”を取り合わせた着姿をご紹介します。
譲り受けた着物、親の代の着物などとも取り合わせて愉しんで下さっています。
NEW!!◎夏紬着物+紬帯「蝉しぐれ」◎
今まで何本か織ってきた「蝉しぐれ」、お手持ちの夏紬に合せてくださいました。
私もずっと以前に織った「蝉しぐれ」を愛用していますが、私のものと縞の本数が違います。
お客様のものは反対に巻くと茶の縞が2本出るようになっています。太鼓の写真をご覧頂くとよくわかります。着物や季節で使い分けていただけます。
半精練の糸で織っていますので、締めやすく、単衣の時期、4月中旬から10月初旬までお使いいただけます。
※あと一本、「蝉しぐれ」はございますので、価格などお問合せ下さい。
(帯・帯揚/中野作)
◎緯絣紬着物+紬帯「柳の花」◎
こちらは’20秋から翌春にかけての半巾帯連作プロジェクトの中で、
唯一、名古屋帯に仕立てた作品「柳の花」です。
お手持ちの緯絣の紬と取り合わせて着て下さいました。
青いランダムなカットの切子帯留は小川郁子さんの作品で、
先日の45周年展でお求め頂いたものです。
寒色系の取り合わせの中で、草木と化学併用で染たうす赤紫の帯揚げが、
帯や帯留に負けない主役級のオーラを放っています。
◎型染め着物+紬帯「柳の花」◎
こちらは’20秋から翌春にかけての半巾帯連作プロジェクトの中で、
唯一、名古屋帯に仕立てた作品「柳の花」です。
この日は型染めのグレーの着物と合せて下さいました。
梅染の紫がかったグレーの帯揚、濃紫の江戸切子帯留(小川郁子作)、
微妙な色の違いを緻密に取り合わせています。
ご覧のとおり、アシンメトリーな縞の帯なので、
巻く向きによって前柄が異なります。
この日は関東巻きでグリーンが多く見える前柄ですが、
関西巻きではピンクベージュが見えるようになっています。
様々な着物に合わせて、どちらの縞も愉しんで頂きたい帯です。
◎久米島紬着物+縞紬帯◎
11月下旬に撮影した、中野の着姿です。
このページの後の方でもご紹介している久米島紬に、
紬の縞帯の取り合わせです。
この帯は、自作の反物で仕立てた洋服のセットアップを、
スカートをほどいて残布とはぎ合わせ
名古屋帯に仕立て直したものです。
詳しくは >>>こちらのブログでもご紹介しています。
暖色系の着物と帯に、
小物は寒色系を選びバランスをとりました。
このページの後の方でもご紹介していますが、
このような縞帯は、産地物や、
譲り受けた古い絣の着物に取り合わせると
現代感覚にブラッシュアップできるので
重宝します。
◎木綿着物+花織帯「御身衣」◎
5月初旬に撮影。
ラオスの木綿の着物に、
花織帯「御身衣」を取り合わせ。
モッコクと桜で染めた
グレイッシュピンクの花織帯は、
角度や光線で色の印象が様々に変わります。
梅の枝で染めたグレーの帯揚げと
白に近い薄ピンクの帯締めを合わせて、
初夏に向かう爽やかな季節の装いです。
(帯・帯揚/中野作)
◎大島+絣帯「里山」◎
11月下旬の装い。
ブルーグレーの大島紬に、
絣の帯「里山」(中野作)を取合せ。
絣の黄色と紺をアシンメトリーに配し、
締める向きによって、
前柄の主役の色が変わります。
この日は黄色が多く見える向きに締め、
濃い紫色の帯揚げを添えて、秋らしく。
クールな印象の着物と、
柔らかなピンクベージュの帯の取合せが
ご本人の肌色をより美しく
引き立てていました。
作品ページでもご紹介しています。
◎お召縮緬+縞帯◎
3月初旬の着姿です。
細かな縞のお召に、オフホワイトの縞帯の取合せ。
脇に少し見える帯締の深緑がアクセントになっています。
よこ糸の太さを変え、シンプルな段を織り出しました。
段の位置をずらしたり、小物の取り合わせによって
表情を変えられる余白のある帯です。
(帯・帯揚/中野作、帯締/櫻工房コレクション)
◎単衣+八寸◎
◎絣着物+段帯◎
9月の装い。
お母様から譲り受けた絣の単衣に、灰緑色の帯「草の根」を取り合わせて。
素朴な絣の着物を現代感覚で着こなしています。
(帯/中野作、帯締/櫻工房コレクション)
「草の根」は、こちらのページでもご紹介しています。
◎結城紬+すくい織帯◎
2月に撮影。
紗綾形文様の結城紬に、
すくい織で横段柄の丸紋を
織り出した帯の取り合わせ。
古典柄の着物と現代感覚の帯を、
柄の違いの妙で愉しむモダンな装いです。
(帯/中野作、帯締/櫻工房コレクション)
帯は作品ページでもご紹介しています。
◎久米島紬+縞帯◎
12月の装い。中野みどりの着姿です。
譲り受けた久米島紬に、
白地に縞の名古屋帯を取り合わせて。
産地の素朴な紬に、シンプルな縞帯で現代的に。
帯締は玉糸を桜で染め、組んで頂いたものです。
(帯/中野作、帯締/櫻工房コレクション)
◎薩摩絣着物+紬帯「緑蔭」◎
11月下旬に撮影。中野の着姿です。
薩摩絣の着物に自作の帯を取り合わせました。
灰緑系の経糸の濃淡にヤマモモの太い節糸を
七子織りで横段にした「緑蔭」です。
帯揚は梅染めのゴールドベージュ。
(帯・帯揚/中野作)
◎久米島紬+「緑陰」◎
11月下旬に撮影。中野みどりの着姿です。
おそらく戦前のものと思われる手つむぎの糸味のある古い久米島紬に、
紬帯「緑蔭」を取合せ。
「緑蔭」は藍小格子着物の取合せや、
「草紅葉」の着姿でもご紹介しています。
◎薩摩絣+「緑陰」◎
12月上旬に撮影。
上の画像と同じ帯「緑蔭」に、
薄手の滑らかな薩摩絣の着物を
取り合わせました。
凛とした薩摩絣の雰囲気に、
暖色の帯締めで柔らかさをプラスしました。
グレージュの帯揚げは
ヤマモモで染めています。