NEW!! 半巾帯「歳寒の三友」

 

 

’20年秋から翌春に半巾帯の連作を2シリーズ、合計10点制作しました。

これはその10作目「歳寒の三友」です。

共通のたて糸に様々なバリエーションのよこ糸を入れて制作しましたが、

9作目まで使用したよこ糸を少しずつ使いながら完成させた集大成的な10作目となりました。

リバーシブルで、手先と垂れを入れ替えて使える4way仕様、

さらに半巾帯は結びによって前柄の位置が変わりますので、まさに一器多様です。

 

 

 

 

 

 

 

腹の柄の出方もシンプルです。

この着物に合せようと考えていたわけではありませんが、薄灰緑との関係も綺麗です。

帯締めは細めの焦げ茶、帯留めは小川郁子さんの小さな黒の帯留めで全体を引き締めます。

(着物・半巾帯/中野作)

 

 

NEW!!

9月中旬の装い。

珍しく文庫結び(屏風畳み)にしました。

半巾帯連作プロジェクト第2弾の説明会会場での撮影。

高齢者に可愛らしすぎる結びでしょうか?

他の結びと全く違う感じで、濃い緑の部分がほとんど隠れてしまいます。

ベージュの夏紬「柿の花」に合せてみましたが、同系色もこの季節には良いように思います。

 

 

                                                       

 

 

 

 

11月に入ると着たくなる糸味のある久米島紬。古いものですが、

帯は現代感覚を取り合わせました。

シンプルでモダンな絣の着物ではありますが、着物の絣と帯の絣が被らないように、

半巾の絣の部分が見えないような結びにしてみました。

前に掲載の藍の着物に締めたのと同じ吉弥結びですが、

柄の出方が違います。

 

 

 

 

 

 

この日は小春日和でしたが、紬のショールも

夕方気温が下がった場合を考慮し、バッグに入れて行きました。

 

帯留めはデンマークのジョージジェンセンの

イヤリングを使ってみました。

 

 

 

 

 

 

 

 

この藍染小格子の袷着物は、改まった雰囲気がありながら紬の立体感や奥行きもあり、

様々な場面で重宝しています。

この着物の他の着姿は>>>こちらのページでご紹介しています。

 

 

 

 

 

帯揚を使わない分、存在感のある帯締や帯留で取り合わせを愉しみます。

この日は江戸切子帯留(小川郁子作)を取り合わせました。

>>>半巾帯連作プロジェクトについてはこちらのブログでご紹介しています

 

 

 

 

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