桜染「此の手縞」単衣着物

 

 

自然布の帯は手ごわくて結びは難儀しますが・・、この季節に締めたい帯です。

【NEW!!】6月中旬の装い

地厚なアバカ(糸芭蕉)の帯ともシンプルな紬はよく合います。

力強い帯と取り合わせですので、帯締めも太めのグリーンベージュ平唐組みでヴォリュームを合わせました。

帯揚げは草木と化学の併用のブルーグレーです。

 

 

 

 

 

2日目は玉糸紬8寸の桜染めの綾織帯「桜紅葉」を合わせました。

サラッとした糸で織ったもの。

トンネルかがりで帯芯がない分、軽くて涼しいです。

(着物・帯・帯揚/中野作)

 

 

 

 

(着物・帯・帯揚/中野作)

3月末の装い。

「紬の会24ー崩し縞を着よう!」会場での着姿(蛍光灯写真)。

気温の高い日で、単衣紬でも汗をかくような日でした。崩し縞の資料的な意味もあり、2日にわたって着ておりました。洗い張りもして本当に着やすく、出番の多い着物です。

帯も様々に変えて楽しみます。

 

 

 

帯揚げは緑葉から染めた爽やかなレモンイエロー、帯締めは灰白に紫グレーと薄緑の暈し。

 

 

 

「紬の会24」初日は9寸格子名古屋帯「緑蔭」(自然光写真)

ガラスの端材で加工してもらった帯留め「湖畔」を取り合わせました。

涼しい気分になりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

6月中旬の紬塾での装い

紬塾では講義のテーマに合せ、私自身の着姿も参考にしていただくために、みなさんにお見せしていますが、この日のテーマ「とことん着尽くす」に合せ、前身ごろと後ろ見ごろを逆にし、表裏も返したこの着物を紹介しました。

ブログに詳細が・・

帯は古い越後上布の着物から仕立て変えたもの。

 

(着物・帯揚/中野作)

 

 

 

 

 

 

 

9月下旬に撮影。

サクラ染めの此の手縞単衣着物に、

格子の帯「蝉時雨」を取り合わせました。

 

 

この日は最高気温が30℃を超え、蒸し暑い日でしたので、

透け感のある帯に、帯締めで寒色を取り入れました。

桜染めの茶の帯揚げで秋を感じる取り合わせです。

 

(着物・帯・帯揚/中野作)

 

「蝉時雨」はこちらのページでもご紹介しています。

 

 

 

 

9月下旬に撮影。

この日は科布の八寸帯と紋紗の夏羽織を取合せました。

 

 

 

秋の予感がありながらも

まだまだ暑さの残る9月の着物は

素材や色など取合せに工夫がいりますが

この日は帯回りを茶系でまとめてすっきりと。

帯の質感と、2色使いの帯締の水色で

涼感を出しました。

帯揚げは柿の枝で染めた茶味のグレーで、

光の加減によってゴールドがかっても見えます。

色名では表し難い、深い色です。

(着物、帯揚/中野作)

 

 

 

 

こちらも9月の装い。

この日はシルバーの帯留で、素材の違いを愉しむ取合せです。

 

 

 

 

5月の装い。

羽織から仕立て替えた、桐模様の型染の帯を取り合わせて。

 

 

 

 

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5月末に撮影。

帯は節糸紬地にポピーの型染。暖色の着物に寒色の帯や小物で涼やかさを演出。

 

 

 

 

6月初旬。

透け感のある紬夏帯に、切子帯留と、竹バッグを取り合わせて涼やかに。

(帯/中野みどり作、切子帯留/小川郁子作、竹バッグ/林まさみつ作)

 

IMG_20160605_133324

 

 

 

6月初旬に撮影。

絽縮緬の単衣羽織と取合せて。

羽織紐と帯締はニュアンスカラーで揃えつつも、

羽織紐はアイボリー、帯締はグリーン味をおびた色で、

ほんの少しの色の違いを愉しみます。

 

 

 

 

梅雨の予感のこの時期に、

藍の縞帯ですっきりと。

アシンメトリーの縞なので、

巻く向きを変えて愉しめます。

 

袷の着物「草紅葉」に同じ縞帯を逆向きに締めて

 

 

 

此の手縞 半幅

 

 

こちらは6月中旬の装い。

半幅帯に麻の長襦袢、ヘンプの肌着で梅雨時も快適に。

(半幅帯/中野みどり作)

 

 

 

 

6月下旬の装い。

オリジナルの半幅帯(仁平幸春作)は、

蒸し暑い季節にも対応でき、単衣の紬着物に重宝します。

シルバーの帯留(中野作)と、

白い帯締使いで見た目にも涼やかな印象を。

 

 

 


[紬を単衣で長く着る]

中野みどりの紬は、節糸や紬糸を経糸に使って立体的に織られているので、

寒い時には保温性に富み、蒸し暑い時期には放湿効果があり快適です。

単衣で仕立てることで、4月から11月位(盛夏除く)まで襦袢を替えたり羽織と合わせて

長く着ることができます。

こちらの >>「櫻工房の紬について」のページで詳しくご紹介しています。

 

 

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