こちらのお客様は、紬きもの塾の基礎コース、染織実習コースに通われる間、花織帯「御身衣」を締めて出席されました。
1つの帯を、様々な季節、気候に合わせて装うことを自らの課題とされ、
単衣、袷、紬、お召し、木綿、小物なども工夫し、多彩な取り合せを見せて下さいました。
NEW!!
4月初旬、染織実習コースの最終回に着物で参加されました。
この日は花織帯「御身衣」を緯絣の紬に取り合わせ。
モッコクと桜で染めた帯のピンクに、グリーン系の小物が爽やかです。
ミントグリーンの帯揚は、
リンゴ染めをベースに僅かに化学染料を染め重ねたもので、
明るさの中にも深みと落ち着きがあり、
帯に負けない存在感があります。
(帯・帯揚/中野作)
2月初旬に撮影。
この日はびわ染めの紬に「御身衣」を
取り合わせました。
帯揚は梅の枝で染めた、
薄く赤みを帯びたグレーです。
モッコクと桜で染めた
グレイッシュピンクの花織帯は、
角度や光線で色の印象が様々に変わります。
(帯・帯揚/中野作)
5月初旬に撮影。
ラオスの木綿の着物に取り合わせました。
梅染グレーの帯揚げと
白に近い薄ピンクの帯締めは
2月と同じ取り合わせですが、
この日の着物と合わせると
初夏に向かう爽やかさを感じます。
6月下旬に撮影。
この日は結城縮の単衣に取り合わせました。
蒸し暑く雨がちな季節に、白×水色の帯締が涼やかです。
帯もグレー味を帯びたピンク色なので暑苦しくなりません。
9月下旬に撮影。
この日の着物は亀甲柄の本塩沢です。
メンズライクな着物に、
帯の柔らかな色合いが絶妙なバランスです。
暑さの残る時期にすっきりとした
白と薄グレーの帯揚と
一方、帯締めは濃厚な色合いで秋の予感。
11月上旬に撮影。
この日は大島紬に取り合わせました。
焦茶と柿色のぼかしの帯締で、深秋を愉しむ装いです。
帯揚は大活躍の梅染グレーです。
12月上旬に撮影。
薄グレーの無地に洒落紋を入れた結城紬に取り合わせました。
大人グレーの装いに、帯の薄ピンクと白の濃淡の花織が
可愛らしさを添えています。
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