こちらのお客様は、紬きもの塾の基礎コース、染織実習コースに通われる間、花織帯「御身衣」を締めて出席されました。
1つの帯を、様々な季節、気候に合わせて装うことを自らの課題とされ、
単衣、袷、紬、お召し、木綿、小物なども工夫し、多彩な取り合せを見せて下さいました。
9月下旬に撮影。
この日の着物は亀甲柄の本塩沢です。
メンズライクな着物に、
帯の柔らかな色合いが絶妙なバランスです。
暑さの残る時期にすっきりとした
白と薄グレーの帯揚と
一方、帯締めは濃厚な色合いで秋の予感。
12月上旬に撮影。
薄グレーの無地に洒落紋を入れた結城紬に取り合わせました。
大人グレーの装いに、帯の薄ピンクと白の濃淡の花織が
可愛らしさを添えています。
この梅グレーの帯揚と白ピンクの帯締めは何度も登場。
梅が香ってくるような、気品のある取り合わせです。