5月下旬に撮影。よこ糸に赤城の節糸を織り交ぜた、
風合いと立体感、奥行きのある単衣着物です。
ウコギ、ヨモギ、フキ、セイタカアワダチソウなどの
緑葉を使い染めた灰緑色は、
十分に染め重ねた後、よく糸を寝かせてから織りました。
ヤマモモなどのベージュ地に藍の縞の名古屋帯に、
江戸切子の帯留(小川郁子作)を取合せています。
(着物・帯・帯揚/中野みどり作、三分紐/櫻工房コレクション)
同じく5月の着姿です。日差しが強くなりはじめるこの季節には、
同じ着物に半幅帯を取合せて、軽快な着姿に。
綾織の段を全通に織出し、芯を入れて仕立てた贅沢な半幅帯は、
着物に合わせてオーダー頂き、織らせていただいたものです。