お客様のお手持ちの着物に、中野みどり作の“半幅帯”を取り合わせた着姿をご紹介します。
譲り受けた着物、親の代の着物などとも取り合わせて愉しんで下さっています。
NEW!!
◎生紬着物+紬半巾帯「秋の音」◎
絵本作家のおまたたかこさんの7月の装いです。
この日は叔母様の遺された水色の生紬に半巾帯「秋の音」を合せて下さいました。
茶とブルーの取り合わせは成熟した大人を感じさせる取り合わせで、よくお似合いでした。
このランダムな大きな段の半巾は結びによって出てくる面の色が違うのですが、後ろ姿は薄いグレーが多く出ていました。
結構意図して結ぶには高度なテクニックのいる半巾です。^_^
いろいろお試しいただきたいと思います。
大振りの陶製の帯留めや、白と薄紫の三分紐で涼しさも加え、帯揚げのネイビーブルーも大人の落ち着きをプラスしています。素敵な取り合わせです。
暑い夏こそ上質の半巾帯は涼やかに過ごさせてもらえます。通年、活躍します。
(半巾帯、帯揚げ/中野作)
◎久留米絣着物+紬半巾帯「雪間の草」◎
こちらは、’20年秋から翌春にかけて
連作で制作した半巾帯のうちの1つ
「雪間の草」です。
十字絣の木綿の着物に取り合わせ。
片面はグリーン、もう片面はピンクベージュの
縞のリバーシブルですが、
45周年記念展の会期中に
結びを変えて両面見せて下さいました。
一器多様に、とことん愉しんで頂きたいと
思います。
◎紬格子着物「淡紅梅」+紬半巾帯「寒明ける」◎
「寒明ける」です。
45周年記念展のギャラリートークの日に
ご遠方から着てお出掛け下さいました。
25年ほど前の作で、格子着物「淡紅梅」についても
以前 >>>ブログでご紹介 しましたが、
私が着ていた着物を
この方が引き継いで下さいました。
ギャラリートークでは
「美しいキモノ」『染めと織りと祈り』(立松和平著)に
作者の着姿紹介記事もあり、私はこの着物を着たのですが、
その担当編集者であり、現副編集長の吉川明子さんが
聞き手をつとめて下さいました。
筆者の立松和平氏とのエピソードとともに、
実際の着物もお客様の着姿として
ご紹介することができました。
◎結城紬+斜子織半幅帯「糸箱」◎
半巾帯「糸箱」を様々な着物に合わせて使って下さっているとのこと、ご本人がスマホで撮られた写真を送ってくださいました。
お祖母様お気に入りの小紋で、身丈は短いけれど先の仕立て替えのことを考え、継ぎ足さずにそのまま着ているそうで、意外とギリギリの身丈は着易いとも仰られています。
笹浪組の紅梅色の帯締めが生きてます。
◎紬着物+半幅帯◎
11月下旬に撮影。
太い糸で織られた紬の着物に、
紬半幅帯(中野作)を取合せ。
紫の段から緑の段へと柄が変わっていくので、
締める方向と結び方によって
前柄、手先と垂れ、結び目の、
柄の表れ方が変化します。
この日はシルバーの帯留を取合せ。
寒色でまとめたスタイルに
長襦袢の朱色がよく効いています。
◎小千谷縮着物+半幅帯◎
◎木綿着物+半幅帯◎
◎色無地+半幅帯◎
5月初旬の装い。
同じ帯に、色無地に取り合わせて
作品集「樹の滴」出版記念の集いに
ご出席下さいました。
色無地に紬の半幅帯を取り合わせることは、
一般的ではありませんが、会の趣旨を考慮して
あえてこの素敵な取り合わせにされました。
帯締の色で祝意を表して下さっています。
◎上布+緯絣半幅帯◎
譲り受けた古い越後上布着物に、
緯絣の半幅帯(中野作)を取り合わせて、
盛夏の涼しげな装い。
他にお持ちの宮古上布にも取り合わせるために
オーダーして頂き制作した半幅帯です。
夏用の帯芯を入れて仕立ててありますので、
オールシーズンお使い頂けます。
こちらのページでも帯をご紹介しています。
◎久米島紬+半幅帯◎