こちらの着物は、>>>作品ページにも掲載している「真珠の彩」です。
11月初旬の個展に着姿を見せて下さいました。
画像でお伝えするのがとても難しい着物です。
一見すると白の無地ですが、真っ白ではなく多様な色相の白を織り交ぜ、
光線を受けてまさに真珠のように白の印象が変化します。
取り合わせの帯は、ビワで染めた深い赤味の茶の無地です。
色の濃淡と、真綿糸の風合いと玉糸の艶が、
着物同様に光の加減で様々な表情を見せる帯です。
無地感覚の取り合わせの中で、
オリーブがかった茶にピンクが入った組紐がよく合っています。
こちらの帯締めは櫻工房コレクションのもの、
帯揚も草木でごく薄くピンクに染めたものです。