井桁絣単衣着物

NEW!!

4月下旬の装い

紬塾の初回にはよくこの着物を着ます。

修業時代の最後の一反だけは自分用の作品を作らせてもらえたので、真綿から一反分の糸を夜なべでつむぎ、母の為に織ったものです。

井桁絣という紺木綿の柄の最もオーソドックスな文様ですが、たて絣とよこ絣の基本形です。ここを抑えておきたかったからです。

 

シルバー端材を繋げた帯留めも自作。

 

(着物・帯・帯留/中野作)

 

半巾帯は赤城の太い節糸によこ絣の残糸を駆使して、自分用に織ったものです。

この半巾帯「里山IV」はこちらでも紹介しています。

 

 

 

 

 

 

 

4月下旬の装い

藤の花が4月に咲くようになり、あわてて取り合わせた藤文様の辻が花染帯。

暖色系の着物に寒色系の帯と薄藤色、鉄色の小物の取り合わせ。

ブログでもご紹介しています。

 

 

 

 

 

 

 

5月初旬に撮影。

修業時代の最後の仕事として織った井桁絣の単衣着物です。

緯糸は全て自ら手つむぎし、太めの糸が素朴な風合いです。

 

 

 

 

帯は両面使いのオールドのジャワ更紗です。

インドネシアのとんぼ玉が飾られた帯締と、

帯揚げは柿の枝で染めた、シャンパンゴールドがかったグレーです。

(着物、帯揚/中野作)

 

 

 

 

 

6月に撮影。

透け感のある帯と取合せました。

始めはこの着物を袷で仕立てありましたが

単衣に仕立て直したことで、盛夏を除き

一年を通して楽しめるようになりました。

(帯/中野作)

 

 

 

 

 

12月に撮影。

この日はオールドバティックの帯に、

アンティークのヴェネチアガラスの

飾りがついた帯締を取合せました。

(帯揚/中野作)

 

 

 

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