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12月の装い。
以前の工房展でお求め下さった染帯を取り合わせ、仕立てのご相談で工房までお越しくださいました。
木斛(モッコク)染の落ち着いたピンクの着物と、濃い紫の縮緬帯とが共鳴しています。
小物は薄青紫の帯締めと、薄緑の帯揚の寒色系で抑えたところもよいです。
また、12月とはいえ、日中は暖かく、ショールを颯爽と纏っただけでお越しくださいました。
ショールは少し前の作で、お母様用にお求め頂いたシックなものですが、引き継いで使って下さっています。
新作ショールは櫻工房onine shopで扱っています。
(着物・ショール/中野みどり作、帯締/櫻工房コレクション)
12月の装い。
モッコクで染めたピンクを一崩しに織った糸の力強さを感じさせる着物に、
存在感のある古い和更紗の帯の取り合わせ。
グレー味のピンクの八掛、薄赤紫の帯揚と、少しずつトーンを違えた暖色の中に、
薄青紫の帯締が冬の澄んだ空気を感じさせます。
(着物・帯揚/中野みどり作、帯締/櫻工房コレクション)